開頭手術当日

もうすぐ術後一ヶ月になるんだなあ



カレンダーを見てしみじみ。


今現在のワタクシは

ミランダ・ジュライの

「最初の悪い男」を読み

作中で生まれてきた赤ん坊の名前が

ジャックで

ちょうど、その前に

ラース・フォン・トリアーの

「ハウス・ジャック・ビルト」を見ていて

おお これは何かのサインだと

ウカれるほどに

頭がオメデタモードに戻りつつあります。


さて いよいよ髄膜腫摘出手術当日。

手術は朝の9時から。


朝一でナースさんがやってきて

腕に生理的食塩水(確か)を点滴。

ココ ココ

と 後で他の点滴が入ることも知らず

右腕のタイサブリ用の鉄板安パイ血管をオススメして

一発でルート確保。

手術着に着替えて

T字おパンツをはき

集中治療室用バッグの持ち物を

ナースさんと一緒に確認して
(歯磨きセットはマストらしい。
口内ケアは感染症を防ぐために必要なのかな)


8:45 点滴棒をカラカラ引きながら

ナースさんと一緒に手術室へ歩いて行く。

手術室の中 初めて入ってビックリ。

工場のように天井が高くて広くて奥行もある。

何かが ゴオンゴオンと鳴ってる。


同じ手術着を着た女性が横切って

ああ そうか

脳外科の手術だけじゃないんだよなあ

と 当たり前のことに驚く。


カーテンで仕切られた小さな空間に座って

名前を呼ばれるまで待つ。

付き添いの麻酔科の方だったか?

緊張させないようにという心遣いが伝わって来て

緊張していないようにみせなければ!

と 緊張する。


名前を呼ばれて

いざ 手術室へ。


手術台に横たわったら

ライトがまぶしくて

うわっ まぶしっ

と思う間もなく

麻酔科のセンセイ達がわっとかぶさってきて

ライトの光が遮られる。

背中に褥瘡防ぐため?のゼリー塗ったり

体のあちこちに心電図(多分)や

血圧計(恐らく)やら取りつけて

あっという間に

口にマスクを当てられて

「ふわふわしてきますよ~」

と言われたけれど 全然ふわふわしないので

「ふわふわしないです」

と言ったら 数秒後に

「今度はどうですか?」

と訊かれ

そのときは 本当に意識がふわふわしてきたので

「あ!ふわふわしてきました」←オドロキの声

と言ったところで

プツン

暗転。


「一柳さーん!」

と呼ぶ声で覚醒したら

天井が動いていて(集中治療室へ移動中)

「手術終わりましたよー」

と叫ぶ声。

身内が自分を呼ぶ声もしたので

答えようとしたけれど

そんな意識がぐにゃっと歪むほど

とにかく左側頭部が痛い!!!

人工呼吸器が入っていたため

説明されて知ってはいたけれど

本当に声が出ない。

パニック起こしながら

とにかく かすれ声で

痛い!!

と叫んだ。


集中治療室に入ったら

MSの主治医が来てくれていて

「一柳さん!」と呼んでくれる。


痛いのと 怖いのと 安心とで

涙がボロボロ出て 先生の名前を呼ぶ。


先生は何かひとことふたこと

他の方と言葉を交わされた後

去って行かれたのだけれど


ものすごく 怖くて 悲しくて

先生、置いて行かないで!

と 叫びたかった…

叫んだかも。

なぜに あんなに怖かったんだろう。


後で聞いたところ

7時間と言われていた手術は6時間ちょっとで終わったらしく

集中治療室に入ったのは午後3時半だったらしい。


腫瘍は脳のシルビウス溝という溝?から

入り込んで(何を?コワイ!)

摘出して 摘出痕をレーザーで焼いたそうだ。


ここから 本当の戦いが始まります。
名称未設定のアートワーク(8).png

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

驚いた
ナイス