人間はバカ、だけど

最近、Amazonプライムで見た映画

「みかんの丘」。

アブハジア戦争を背景に描かれた

ヒューマンドラマ。

と書くと いかにも安っぽいのですが
↑それは、バカが「ヒューマン」と書くからですよ

自然の永続的な雄大さと美しさと

それとは対照的な

人の愚かさと儚さと

だからこそ

「いのちの尊さ」をリアルに感じる

重量のある作品です。


あらすじ。

戦闘が続くアブハジア。

みかんの収穫に勤しむ老人イヴォとマルゴスは

ある日、彼らのみかん畑で行われた戦闘で負傷した

2人の兵士を助けることになる。

その2人は なんと敵同士。

しかも、お互い、その戦闘で

大切な仲間を殺されている。


これはタダゴトではすまされますまい。


ケガが癒えるにつれて

食卓で2人の復讐心がぶつかるようになるが

主人のイヴォが家の中での殺し合いを許さなかったため

2人は 鼻づらを突き合わせて

うなり合う生活を続ける。


時が経つにつれ

お互いが

自分と同じ「人間」であることに気づき出した2人は

敬意を払い合うようになり…


ラストが何とも

悲しい。

「悲しい」の底の方まで

悲しいけれども、

けれど とこか清々しい。


戦争ジャンルの映画の中では

歴代(自分のね)トップ5に入る名作です。


ワタクシはジョージア人のニカが

敵のアフマドに投げつけたセリフ

「お前、学校に行ったのか?」

に、ゾッとしました。

歴史で何を習ったんだ?

ここは誰の領地だ?

言外に含まれた怒りと敵対心、復讐心。


教育の重さと恐ろしさを感じて

背中が寒くなりました。


人権を侵害されたら

相手の人権を侵害し返す


そういう復讐のし合いや

支配権の奪い合いは

新たな憎しみや戦いを生み出すだけだと

学んできているはずなのに

世の中を見てみれば

まるで

歴史が「新しい過去」を再生してるみたいになっている。


ワタクシ 恥ずかしいことに

アブハジアで

グルジア対アブハジア・ロシアの

武力衝突があったことすら知りませんでした。

こういう無知が

「新しい過去」の再生につながっていくんだな、と猛省。


もっと現代史を勉強しよう。

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